本記事は個人の体験と公開情報をもとに書いています。医療的判断は必ず医師にご相談ください。
生理前の落ち込みは「甘え」じゃない、脳の変化だった
わたしが自分の生理前の落ち込みを「うつっぽい」と表現するようになったのは、ここ最近のことです。それまでは「なんとなく気分が沈む」程度に思っていました。
でも実際に記録を取ってみると、生理前の1〜2週間は本当に別人のように暗くなる。朝起きるのがつらい、何をしても楽しくない、未来に希望が見えない。これって、うつ病の症状によく似ているんです。
なぜ生理前は「うつっぽく」なるのか
生理前の落ち込みとうつ症状が似ている理由を調べてみたら、脳内の神経伝達物質の変化が関係していることがわかりました。
セロトニンの急激な減少
生理前はエストロゲンとプロゲステロンというホルモンが急激に変化します。特にエストロゲンの低下により、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンも一緒に減少するとされています。
セロトニンが不足すると起きる症状:
- 気分の落ち込み
- やる気の低下
- 食欲の変化
- 睡眠の質の悪化
- 集中力の低下
これらはうつ病の症状とほぼ同じなんです。つまり、生理前に「うつっぽく」なるのは気持ちの問題ではなく、脳内の化学的な変化による症状だということです。
GABAの機能低下も関与
さらに調べると、リラックスや安定感をもたらすGABAという神経伝達物質の働きも、生理前には低下するという研究があります。これが不安感や緊張感の増大につながると考えられています。
一般的なうつと生理前うつの違い
生理前の落ち込みとうつ病には、いくつかの特徴的な違いがあります。
周期性があるかどうか
最も大きな違いは、生理前の症状には明確な周期性があることです。生理が始まると症状が軽くなったり消えたりするのが特徴的です。
わたしの場合、生理開始から3〜4日後には「あれ?なんであんなに落ち込んでいたんだろう」と思うほど気分が回復します。この劇的な変化は、一般的なうつ病では見られない特徴だといわれています。
症状の現れ方
生理前の症状は、気分の落ち込みだけでなく:
- 異常な怒りっぽさ
- 人間関係への過度な敏感さ
- 身体的な不調(頭痛、むくみなど)
- 食べ物への渇望
これらが複合的に現れることが多いです。
生理周期と気分の変化を記録してみませんか?
ルナルナで記録を始める →わたしが試している対処法
生理前の落ち込みが「うつっぽい」症状だとわかってから、いくつかの対処法を試しています。
記録をつける習慣
まず始めたのは、気分と生理周期の記録です。スマホアプリで毎日の気分を1〜10で評価して、生理日と照らし合わせています。
これをやると、「なんとなく調子が悪い」と思っていた日が、実は生理前の特定の期間に集中していることがわかりました。
生活リズムの調整
生理前の1週間は、できるだけ:
- 早めに寝る
- 無理なスケジュールを入れない
- 一人の時間を確保する
こうした調整をするようになってから、症状の重さが少し軽くなった気がします。
医療機関を受診する目安
ただし、生理前の落ち込みがあまりにも重い場合は、医療機関での相談が必要かもしれません。
わたしが調べた受診の目安:
- 日常生活や仕事に支障が出る
- 人間関係に悪影響がある
- 自分や他人を傷つけたくなる気持ちがある
- 症状が生理後も続く
PMDDという診断名がつけば、適切な治療法もあります。低用量ピルや抗うつ薬が効果的だという研究もあるようです。
婦人科への相談を考えている方へ
オンライン診療という選択肢も →同じように悩む人への共感
生理前に「うつっぽく」なることを周囲に理解してもらうのは、正直なところ難しいです。「生理前だから仕方ない」と軽く扱われることもあります。
でも、わたしたちが体験している症状は、脳内の化学的な変化による実際の症状です。「気の持ちよう」では解決しないし、「甘え」でもありません。
まずは自分の症状を記録して、パターンを把握することから始めてみませんか。それだけでも、この訳のわからない落ち込みと向き合う手がかりになるかもしれません。
あなたも同じような体験をしていますか。一人で抱え込まず、できる範囲で対処していけたらいいですね。